若葉総合高校で授業/東京都稲城市

2022.7.13

講師:横山光恒職員

人数:1年生

日本対がん協会は7月13日、東京都立若葉総合高校(鈴木光俊校長)で1年生を対象にしたがん教育授業に協力し、がんサバイバーの職員 横山光恒マネジャー(肉腫サバイバー)を外部講師として派遣。がんに関する基本的な知識やがん予防、がん検診の大切さについて解説し、闘病体験を通じて命の大切さなどを訴えました。

横山マネジャーは、日本人は一生のうち2人に1人はがんになるとされていること、毎年約100万人が新たにがんと診断されており1日約2700人にのぼること、がんは誰でも発症するリスクがあること、自覚症状がない時にがん検診を受けることで早期がんが見つかり、適切な治療を受けることで治る可能性が高くなること、禁煙やバランスの良い食事、適度な運動が発症リスクを下げることなど、がんについての基本的な知識を説明。 後半では、がんと告知された後の心の葛藤、家族に対する思いなど自身の闘病経験を振り返りました。がん患者や家族を支援する活動「リレー・フォー・ライフ」への参加をきっかけに、がんを乗り越えて生きていくことへの思いを強くしたことなどを語りました。

質疑応答では、がんの進行期と5年生存率の関係について質問があり、横山マネジャーは「がん種や進行期によって生存率は異なってくるため、一概には言えないが、何か症状があれば医師に相談してほしい。症状がないときは、がん検診を受けてほしい」と話しました。

講義後、生徒代表から「貴重なお話をありがとうございます」「家に帰ったら父や母に話し、がん検診へ行ってもらうようにしたい」とお礼の言葉や感想が述べられました。