本所工科高校(定時制)で授業/東京都葛飾区

2024.7.16
講師:堀均さん
人数:約30人
日本対がん協会は、東京都立本所工科高校 定時制(東京都葛飾区)が7月16日に実施したがん教育授業に協力し、がんサバイバーの職員を外部講師として派遣しました。全学年を対象に「健康セミナー」としてがん教育を実施し、生徒ら約30人が参加しました。
がんについての知識を増やし、今後の生活に役立てることが目的で、がんサバイバー・クラブのスタッフ、堀均さんが講師を務めました。
堀さんは、がんは遺伝子の変異が原因で誰にでも起きることであり、日本では毎年約100万人が新たにがん患者になっていると説明。加齢で免疫力が下がるとがんになりやすく、喫煙や塩辛い食べ物を好むといった生活習慣や遺伝、ウイルスなど感染により、がんになるリスクが高まると指摘しました。
一方、禁煙など生活習慣の見直しやワクチン接種などでリスクを抑えられるほか、がん検診で早期発見できれば多くは治せると説明しました。
堀さんは2000年に健康診断で肺がんが見つかり、その後2度手術を受けました。治療中は仕事を休み、家族に経済的な不安を感じさせるなどつらい思いをしました。その後、2006年にがん患者・家族支援や新薬開発などの研究者支援でがん征圧をめざすチャリティ活動「リレー・フォー・ライフ」に参加してきました。2021年の東京五輪では経験が生かされて国内の聖火リレーのランナーも務めました。「命を大切にし、身近な人ががんになったら優しく寄り添ってほしい」と話しました。