薬師中学校で授業/東京都町田市

2024.9.9

講師:堀均さん

人数:約300人

日本対がん協会は、9月9日に町田市立薬師中学校で開かれたがん教育講演会に協力し、がんサバイバーの職員を外部講師として派遣しました。

全生徒約300人を対象に、がんについて正しく理解し、健康と命の大切さを考えることが目的。がんサバイバー・クラブのスタッフ、堀均さん(72)が講師を務めました。

がんは体の細胞が増殖する中で遺伝子が傷つき、異常な細胞が徐々に増えることで発症します。誰にでも起きることで、免疫機能によって異常な細胞は修復されたり、排除されたりしますが、加齢などで免疫機能が低下するとがんになりやすくなります。

遺伝子が傷つく要因は、喫煙などの生活習慣やウイルス・細菌の感染、遺伝による体質などがあります。がんを完全に予防することはできませんが、生活習慣を見直したり、予防接種を受けたりすることでがんになるリスクを抑えられます。また、がんになっても早期に見つかれば9割以上は治せます。そのため、定期的にがん検診を受けることが大切だと説明しました。

堀さんは2000年、当時勤めていた会社の健康診断をきっかけに肺がんと診断されました。放射線療法と抗がん剤治療の後、手術を2回受けました。喫煙が原因だったといい、家族の受動喫煙を心配したほか、入院で仕事を休んで職場に迷惑をかけたり、家族に経済的な不安を感じさせたり、さまざまな場面で心身ともに「痛み」を感じたといいます。

がん治療中の2006年から、地域ぐるみでがん患者や家族を励まし、がん征圧をめざすチャリティ活動リレー・フォー・ライフ(RFL)に参加しています。堀さんは「がんになってもならなくても暮らしやすい社会に。命を大切にしていれば未来は明るい」と想いを語りました。

講演後、生徒代表は「がんについて知り、日本対がん協会の活動を知って興味がわいた。帰宅したら親にがん検診を勧めたい」と感想を話しました。