子宮頸がん検診について
子宮頸がん細胞は、原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染から5~10年以上かかって増殖するといわれています。
定期的な検診により、細胞の異常を発見することができます。
1.子宮頸がん検診の基本情報
・子宮頸がん検診の対象者
20歳以上
・受診間隔
隔年(2年に1回)
・主な検診内容
問診、視診、細胞診、内診、コルポスコープ検査(必要に応じて)
・子宮頸がん検診を受けられる場所と問合せ先
地方自治体(都道府県、市町村、特別区)
保健所(ホームページ、電話)
(対がん協会の支部でも検診を行っているところがあります)
・子宮頸がん検診の検査結果
検査結果は、検査後10日~1カ月ほどで主に文書で通知されます。
2.子宮頸がん検診の具体的な流れ
子宮頸がんの一次検診では、一般的に「子宮頸部細胞診」を行っています。
この方法は、「一定の集団の子宮頸がんによる死亡率を減少させる」という検診の目的に合致すると科学的に証明され、実施することが勧められています。
一般的な子宮頸がん検診の内容
問診:現状の病状、既往歴、家族歴、過去の検診の受診状況等
視診
子宮頚部細胞診
コルポスコープ検査(必要に応じて)
内診
※30歳以上の女性が5年に1度受ける「HPV検査単独法」という、新しい子宮頸がん検診の導入が現在進められています。