休眠預金を利用した助成金事業「がん患者支援などの事業」、公募について
金融機関の口座で10年以上出し入れがない「休眠預金」を社会貢献に使うための法律が2018年に施行され、その「資金分配団体」に日本対がん協会が選ばれました。資金分配団体として、患者支援をさらに推し進めるため、①がん患者の就労支援、②AYA(思春期・若年成人)世代や小児のがん患者、希少がん患者、障害者のがん患者らの支援、③新たながん相談体制の構築・取り組みなどの事業を実行する団体の公募を要項に沿って実施します。
休眠預金を活用した「がん患者支援の助成事業」選定委員会(順不同):
(委員長)
大野真司 がん研有明病院 副院長・乳腺センター長
(委員:五十音順)
石川睦弓 静岡県立静岡がんセンター 研究所 患者家族支援研究部
小川朝生 国立がん研究センター東病院 精神腫瘍科
先端医療開発センター精神腫瘍学開発分野 科長・分野長
岸田徹 NPO法人 がんノート 代表理事
齋藤朋子 株式会社松下産業 ヒューマンリソースセンター長
特定社会保険労務士 キャリアコンサルタント
高山智子 国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報提供部 部長
以上6名
休眠預金を活用した「がん患者支援の助成事業」採択事業(順不同/敬称略)
事業名 | がん患者の性生活(セクシュアリティ)~心と体に及ぼす性的側面のサポート~ |
団体名(所在地) | 認定NPO法人 キャンサーネットジャパン (東京都文京区) |
代表者 | 理事長 岩瀬 哲 |
事業概要 | 国内で情報が乏しい性(セクシュアリティ)の問題を、がん患者(小児がん・成人を含むAYA世代)やそのパートナーに向けて、同法人が得意とするWEB・冊子・動画・セミナーを活用して専門家監修のもと広く情報発信する。また、性の問題は非常にセンシティブで個別性があり、対面相談のハードルが高いため、ツール内(スマートフォン向けアプリ・WEBを想定(事前アンケート等により選定))で専門家(婦人科医、泌尿器科医、看護師、セックスカウンセラー等)に相談出来る仕組みを構築する。コンテンツは、治療による性腺への影響や妊孕性温存、パートナーが知っておくべき情報の他に、一般的な性教育やがん患者の恋愛・結婚についての悩みなど、がん治療中の患者・治療を終えたサバイバーやそのパートナーに対して多岐にわたる情報をそろえる。 |
事業期間 | 3年間 |
事業助成額 | 直接事業費 17,229千円、管理的経費 2,771千円、評価費 877千円 |
審査・採択、フィードバックのポイント | ・センシティブなテーマであり今まで見過ごされてきた。患者/パートナー当事者にとって情報ニーズ、専門家との相談ニーズは高い。 ・アプリによって対面相談のハードルを乗り越える新しい試み。 ・一方で、複雑な相談内容を文字等のアプリでどう答えフォローするか(相談の質とアプリの継続改良)、がん相談支援センター等地域の相談拠点との連携のあり方、海外の情報も取り入れも。 |
事業名 | 愛知県におけるがん患者の就労支援モデル構築事業~医療と労働の連携を重視した包括的な就労支援体制の創出~ |
団体名(所在地) | 一般社団法人 仕事と治療の両立支援ネットーブリッジ (愛知県名古屋市) |
代表者 | 代表理事 服部 文 |
事業概要 | がんの治療による心身の変化に応じた働き方を実現するために必要な3つの機能を向上させる。(①患者自身による職業人生の再構築と環境へのかかわり、②企業が柔軟な働き方を包括する文化を持つこと、③医療機関内の就労支援ニーズの拾い上げと外部支援期間との連携) 現状において患者・企業・医療機関の三者が十分に機能するには情報が不足している。患者が持つ自分自身の心身の変化の情報、企業が持つ勤務情報、医療機関が持つ医療情報。支援者はこの3つの情報を安全で適切な共有化を図り、「がん患者の職業生活を継続する」という共通の目的が持てるネットワークを作る。治療プロセスの早期から医療機関内の個人面談や企業への調整支援を開始し、がん患者の個別性の高さ、企業の在り方の多様性を十分に理解した上で復職先の定着した働き方まで見据えた一連の支援を実施し、地域の両立支援モデルを構築する。 |
事業期間 | 3年間 |
事業助成額 | 直接事業費 8,920千円、管理的経費 1,080千円、評価費 440千円 |
審査・採択、フィードバックのポイント | ・ボランティア主体の小規模組織ながらコンパクトで患者/医療/職場/行政の顔が相互に見える(実感出来る)地域特性を活かした事例作りに期待、地方での応用モデルになる可能性も。 ・相談支援センターなど医療側からの主体的参画・協力を引き出していく為に両立支援に実績のある医師メンバーや外部専門家とのチームを構成し小さいながらも体制強化を工夫。今後運営に関わる内部スタッフの人作りを。 |
事業名 | 小児がん経験者の長期フォローアップ受診促進のための啓発活動 |
団体名(所在地) | 公益財団法人 がんの子どもを守る会 (東京都台東区) |
代表者 | 理事長 山下 公輔 |
事業概要 | 小児がんの治療成績の向上に伴い、治療を終える小児がん経験者が増える一方、治療後に起こる「晩期合併症」が課題になっている。晩期合併症は治療終了後、数十年も経過してから症状が現れることもあり、成人期の60 – 90%が何らかの晩期合併症を有するとも言われている。小児がん経験者の中には、自身の治療内容、晩期合併症のリスクを理解しておらず、症状が出た後に適切な治療を受けるまでに時間を要してしまうことがある。本事業では小児がん経験者が自身の治療内容、晩期合併症のリスクを理解し、自身での健康管理が可能となるよう啓発活動を行う。また、その必要性を訴えるだけでなくフォローアップロスになっている小児がん経験者を適切な医療機関と繋ぎ、現在の健康状態のチェックアップと共に、今後の健康管理についての方針を医療者から受けることまでをゴールとする。 |
事業期間 | 3年間 |
事業助成額 | 直接事業費15,218千円、管理的経費864千円、評価費 706千円 |
審査・採択、フィードバックのポイント | ・支援対象者を小児がん経験者のフォローアップロスにフォーカスし、晩期合併症リスクの低減という治療後の長い人生スパンでのQOL向上に取り組む事業。 ・実効性/継続性あるフォローアップロスの実態把握と具体的アプローチ手法確立に向けた、小児がん拠点病院など全国協力施設、小児・AYA世代がん患者OBや家族会などネットワーク構築に期待。 |
事業名 | 企業内がんコミュニティ育成による、治療と仕事の両立支援・ダイバーシティの推進 |
団体名(所在地) | 一般社団法人 CSRプロジェクト (埼玉県越谷市) |
代表者 | 代表理事 桜井なおみ |
事業概要 | 企業内におけるピアサポーターを育成し、がんに罹患した社員の身近な相談先を確保するとともに、企業内における「がん」への理解促進、就労支援における医療機関への橋渡し役として、支援体制全体の質の向上などを目指す。また、ピアサポーターの育成、およびその体制づくりのためのマニュアルの作成など、一企業にとどまらず社会全体に広く浸透すべく事業を展開していく。特に人材面で困難が予想される中小・零細企業においては、オンラインでのコミュニティ支援・eラーニングによる支援を展開、また開催予定である合同ピアサポーター研修などへの参加により、がんサバイバーのネットワーク化を進めていく。 |
事業期間 | 3年間 |
事業助成額 | 直接事業費5,370千円、管理的経費930千円、評価費 276千円 |
審査・採択、フィードバックのポイント | ・“企業内ピアサポート”とそのネットワーク化いうコンセプトでロールモデルの可視化/浸透を狙う。その先行企業(複数協力候補あり)の組織化「部活」から、合理的配慮に基づく支援体制を作る好事例となることを期待。 ・大企業と立ち位置が異なる中小/零細企業(支援が行き届きにくい)の対象者がICTでいかに“コミュニティ支援”を実感出来るか、 アクセス性含め将来の横展開に繋がる事例に。 |
事業名 | 「つながろう!希少がん」~国内外、地域での希少がん(小児・AYAがん含む)患者家族と産官学ネットワーク強化による希少がん医療体制・治療開発・QOL向上推進事業~ |
団体名(所在地) | 一般社団法人 日本希少がん患者会ネットワーク(東京都千代田区) |
代表者 | 代表理事 眞島 喜幸 |
事業概要 | 希少がんの診療・受療の課題領域は、①診断法・治療法、②研究開発・臨床試験、③診療体制、にある。 本事業では5つのプロジェクトから、患者・家族・遺族がより正確かつ最新の情報をネットワークからたやすく得て、希少がんに関する相談支援、専門施設間連携による紹介が進むことで、専門医の質の向上、受療体制等の向上、結果生存率やQOLの向上に繋げていく。 ・地方や患者を巻き込んだ希少がん患者サミット(ステークホールダーによる新情報/課題/解決策の共有) ・希少がんキャラバン(孤立し易い地域でゲノム医療など新しい治療情報やQOLの勉強会) ・希少がん患者家族意識調査(上記ネットワーク活用で経年変化の状況を定点観測) ・希少がん掲示板(希少がんの疾病について情報交換の場を創設) ・がん関連学会シンポジウム(患者・家族、医療関係者、行政) |
事業期間 | 3年間 |
事業助成額 | 直接事業費12,750千円、管理的経費2,250千円、評価費659千円 |
審査・採択、フィードバックのポイント | ・希少性であるが旨の支援/研究活動の継続性に危機感もある中でネットワーク、プラットフォームが出来ることはさまざまな分野への働きかけにもプラス。産官学や患者と家族への発信や巻き込みも組み込まれている。 ・地方も視野にいれた地域格差解消も施策に反映。 ・希少がん関連団体(17組織3,200名)の人的資産を活用した推進、海外知見の取り込みも。 |
事業名 | がん患者の就労移行と中小企業の両立支援推進事業 |
団体名(所在地) | NPO法人 日本キャリア開発協会 (東京都中央区) |
代表者 | 理事長 大原 良夫 |
事業概要 | がんの罹患により休職中、或いは退職した治療段階がひと段落して就労を考え始めたがん患者に対する復職に向けた就労移行支援。就労や生き方に対する価値観をキャリアカウンセリングにより再構築し、ボランティアによる作業体験を通じて罹患後の心理状態や職務能力について評価する。それにより休職者は職場復帰の際に自分の体調や能力について会社に説明できるようになり、復職後の早期離職を抑制。離職者はハローワーク等で再就職支援を受ける際に診断前の自分の職務経験以外に罹患後の自分の能力と体調を説明することができ、再就職におけるミスマッチを抑制。 またボランティアによる作業体験は中小企業が引き受ける。その取り組みにより人手不足の解消や従業員の新しい働き方(働き方改革)の提案、両立支援に対する理解と制度整備を進める。企業ががん患者の作業を受け入れることで現在その企業に勤める従業員も罹患後の就労継続に安心感が生まれる。 |
事業期間 | 3年間 |
事業助成額 | 直接事業費13,710千円、管理的経費2,290千円、評価費702千円 |
審査・採択、フィードバックのポイント | ・キャリアカウンセリングを基盤としたがんサバイバー自身への働きかけによる就労支援、中小企業を対象としたリハビリボランティア(移行モデル)はこれまでと異なる実際性、新規性がある。 ・東京特定区の行政、リハビリボランティアの受け入れ協力先(中小企業)に具体的目途、横展開に繋がるモデル構想。 ・患者目線で見た時、就労移行への不安と“ボランティア“というステータスへの納得性など患者の声をどう拾うか、キャリアカウンセリングという専門人材ならではの新しい相談モデルを。 |
2019年度は以下の25団体から申請がありました。
団体名:NPO法人 アイギメディカ
所在地:岐阜県可児市
事業名:抗がん剤二次曝露の無い環境改善の促進事業~新たな発がん性の対策~
事業概要:「がん薬物療法における職業性曝露対策」を進め、医療従事者・家族・職場の慢性毒性(発がん性、変異原性、催奇形性)による健康被害を減らす。
団体名:一般社団法人 社会応援ネットワーク
所在地:東京都中央区
事業名:出張音楽スタジオ~がんの子供たちのつくった曲を世界に発信~
事業概要:音楽アーティストや大学の心理・医療系学部と連携して、がん患者の子どもたち による作詞・作曲の楽曲作りを指導・サポートし、SNSや動画配信サイトで世界に発信する。実践を通して、患者や家族のQOL向上を図るとともに、音楽やクリエイティブな作業が与える効果の学術的な研究を進める。
団体名:一般社団法人 CSRプロジェクト
所在地:埼玉県越谷市
事業名:企業内がんコミュニティの育成による、がんと治療の両立支援・ダイバーシティの推進
事業概要:企業内におけるピアサポーターを育成し、がんに罹患した社員の身近な相談先を確保すると共に、企業における「がん」への理解促進、就労支援における医療機関への橋渡しを行う。中小・零細にはオンラインや研修会でサバイバーをネットワーク化する。
団体名:認定NPO法人 キャンサーネットジャパン
所在地:東京都文京区
事業名:がん患者の性生活(セクシュアリティ)~心と体に及ぼす性的側面のサポート~
事業概要:がん治療によって及ぼされる性腺への影響やアピアランスの変化に伴う性生活の問題を、多くのがん患者が潜在的に抱えている。がん患者やそのパートナーに向けて、WEB・冊子・動画・セミナーを活用し広く情報を発信する。コミュニケーションツールも開発し専門家に相談出来る仕組みを作る。
団体名:一般社団法人 仕事と治療の両立支援ネットーブリッジ
所在地:愛知県名古屋市
事業名:愛知県におけるがん患者の就労支援モデル構築事業~医療と労働の連携を重視した包括的な就労支援体制の創出~
事業概要:がん治療による心身の変化に応じた働き方を実現するために、治療早期から医療機関内の個人面談や企業への調整支援を開始し、患者・企業・医療機関の安全かつ適切な情報共有を図り、復職後の定着した働き方まで見据えた一連の支援を行う。
団体名:一般社団法人 がんと働く応援団
所在地:神奈川県厚木市
事業名:がんに負けない組織と人を増やすProject~なった人もサポートする側にも正しいがん知識と対応スキルを~
事業概要:企業及びがん罹患者向けの研修やワークショップを行い、企業と罹患者の橋渡しが出来るサポータ―の育成と、罹患者自ら職場で周囲に相談・行動出来る人を増やす。
団体名:認定NPO法人 キャリアデザインフォーラム
所在地:愛知県名古屋市
事業名:ケースメソッドを用いた「がん治療と仕事の両立支援」啓発ワークショップの普及~継続的な開催と諸団体や個人への展開~
事業概要:両立支援のケースメソッドを大学ビジネススクールの協力で行い、主に中小企業での受け皿強化、がん罹患者の自己決定力を醸成する。その成果を公開、発信し、「両立支援」に対する意識啓発の輪を広げる。
団体名:公益財団法人 がんの子どもを守る会
所在地:東京都台東区
事業名:小児がん経験者の長期フォローアップ受診促進のための啓発活動
事業概要:小児がん経験者が自身の治療内容、晩期合併症のリスクを理解し、自身での健康管理が出来るように啓発すると共に医療機関に繋ぎ健康管理方針を受けられるようフォローする。
団体名:NPO法人 がんと暮らしを考える会
所在地:東京都港区
事業名:家計と仕事の「がん制度大学」
事業概要:がん患者の家計と働き方を支える制度理解と活用を専門家(社労士・FPなど多職種)からのアドバイス・相談体制を動画配信システムの活用で拠点を多様化・拡大・構築し、不安軽減と個別の人生設計をサポートする。
団体名:一般社団法人 ピアリング
所在地:神奈川県横浜市
事業名:がん患者の幅広い悩みに対応する、ささえあいネットワーク全国拡大事業
事業概要:ICTサービスとイベントの組み合わせで相談環境の地域格差を解消する。また対応可能な相談分野(テーマ)を拡充するとともに、がん患者のリアルな課題を伝える情報をがん患者を取り巻く社会に発信する。
団体名:NPO法人 ソシオキュアアンドケアサポート
所在地:東京都大田区
事業名:いつでもどこでもアピアランス相談
事業概要:サロンに加え、LINE, Skypeなどのオーディオ電話でアピアランスの365日の相談体制を作る。
団体名:マザーズドリーム
所在地:佐賀県唐津市
事業名:がん拠点病院等と連携したがん罹患者の心に寄り添う相談事業の取り組み~がん罹患者が一人でも多く早期に社会復帰ができる心の拠り所~
事業概要:大学病院の協力を得て、医師、がん認定看護師、臨床心理士、がんピアサポーター等でピアサポートの養成プログラムを確立する。また地元のがん相談支援センターにピアサポーター常駐の相談所を立ち上げる。
団体名:NPO法人 エスビューロー
所在地:大阪府茨木市
事業名:サバイバーの二次がん・晩期合併症予防のための「小児がん全国大会&親子卓球カレッジ」事業
事業概要:小児がん経験者に早期老化のリスクがある。当団体恒例の小児がん全国大会(毎年夏季1回)に、新たに「親子卓球カレッジ」というプログラム(通年開催)を複合化し、健康リスクの低減とQOL全般の向上を実現する。
団体名:NPO法人 肺がん患者の会ワンステップ
所在地:神奈川県横浜市
事業名:希少な遺伝子変異を原因とする肺がんの治験加速化に向けて~世界的な患者参画システムの構築~
事業概要:臨床試験の理解を患者に広め、アメリカ・台湾・韓国などのネットワークに入り、希少遺伝子のネットワークを構築する。新薬の治験にコンセプト段階から参画し、新薬創出を目的に治験を加速する。
団体名:AYA GENERATION + GROUP
所在地:神奈川県海老名市
事業名:日本全国のAYA世代と繋がる~誰も孤独にならない未来づくりを目指して~
事業概要:AYA世代がん患者の繋がりを作るために47都道府県でイベント・講演会を開催する。オンラインで繋がる提案を行う。
団体名:一般社団法人 日本希少がん患者会ネットワーク
所在地:東京都千代田区
事業名:「つながろう!希少がん」~国内外、地域での希少がん(小児・AYAがん世代に多い)患者家族と産官学ネットワーク強化による希少がん診療体制・治療開発・QOL向上推進事業
事業概要:5つのプロジェクトを通し、患者・家族らがより正確・最新の情報をネットワークから得て、希少がんに関する相談支援、専門施設連携で受療体制等向上、生存率向上、QOL向上に繋げる。(産官学患サミットで課題解決策、ネットワーク創設、実態調査等)
団体名:リンパカフェ
所在地:東京都江戸川区
事業名:健康と暮らしと就労に関する両立支援事業
事業概要:障害者総合支援法に基づく福祉サービス事業を基に、病気や障害を抱える方に対して、健康的なくらしと継続的な就労の両立支援に関する事業を行う。また何らかの事情により外で働く事が難しい方、離島・僻地・遠隔地などに居住する方に対して、遠隔によるサポートを行い、健康とくらしと就労に関する課題を早期に解決できるよう支援する。これら当会の事業は、リンパ浮腫を抱え社会参加を目指している方を雇用し、共に病気や障害があっても安心してくらせる社会をめざします。
団体名:一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ
所在地:東京都新宿区
事業名:AYA/小児がん・希少がん情報配信とアプリ制作
事業概要:米国機関等から英語で公表されたAYA世代/小児がん・希少がんに関する情報を翻訳し、がん患者がスマホアプリで入手出来るようにする。
団体名:長野朝日放送株式会社
所在地:長野県長野市
事業名:がんカフェの運営と新規開設の支援およびポータルサイト運営
事業概要:民間ボランティアで運営されている「がんカフェ」(既存と新規開設)に資金支援する。ポータルサイト開設でカフェの開催情報を公開する。サイト運営をがん患者に委託し就労支援に繋げる。
団体名:公益社団法人 日本フィットネス協会
所在地:東京都江東区
事業名:がんサバイバーのアクティブライフプロジェクト~治療後を快活に過ごすための運動によるライフサポート~
事業概要:がんサバイバーへの運動機会と情報提供、運動指導者の育成を柱に治療後の再発抑制・体力強化、eラーニングと実地講習で多くの人材を育成する。効果測定データを「がんサバイバー運動指導専門委員会」により検証、体系化する。
団体名:NPO法人 日本キャリア開発協会
所在地:東京都中央区
事業名:がん患者の就労移行と中小企業の両立支援推進事業
事業概要:休職中、或いは治療がひと段落して復職を考えているがん患者が、中小企業でボランティアによる作業体験を通じて現状の体調や能力を理解し、カウンセリングを通じてこれからの就労や生き方に対する価値観を再構築し、復職後の早期離職を抑制する。自治体と連携し企業に協力を依頼。新しい働き方提案、制度整備等のモデルを作る。
団体名:NPO法人 臨床研究・教育支援センター
所在地:大阪府吹田市
事業名:ICTシステムを利用した新たながん患者支援体制の構築~就労支援と患者ネットワーク形成~
事業概要:ICTを利用した双方向の情報ポータルサイトを構築し、就職支援企業による就労マッチングサービスや医療関係者、公認心理師などの専門家による相談、患者会、院内サロンの情報集約・発信、さらには情報が乏しい希少がんやAYA世代の患者を含む当事者同士の新たな出会い・交流の場を提供しQOLの向上を図る。
団体名:Third place AKITA
所在地:秋田県秋田市
事業名:AYA世代がん患者の就労支援、就労施設の構築
事業概要:罹患後に退職したAYA世代の患者や社会復帰が困難ながん患者に、ものづくりアートスペースを軸とした就労支援、就労施設の構築を行う。
団体名:一般社団法人 FlowWorks
所在地:大阪府大阪市
事業名:多職種連携とサロン活動によるがん患者のキャリアサポート(就労支援)~個人や企業のニーズに対応したがん患者の社会的自立を目指す~
事業概要:がん患者が多職種の専門家と相談出来る拠点(サロン)で個別相談。企業に対しては復職プログラムの作成支援や福利厚生としてサロンを提供。患者がスキルを身に着ける為のワークショップや職業訓練、ピアサポーター育成等の支援などこのサロンを拠点としておこなう。
団体名:NPO法人 ピンクリボン大阪
所在地:大阪府泉南郡
事業名:音楽を通して伝える がん患者の可能性~守りたい、あなたの笑顔、家族の笑顔~
事業概要:専門医の講演と音楽を通じて、がん患者の心のサポートを行う。また冊子を作成し拠点病院、自治体・図書館などに配布しがん患者の現状の認知度を高める。
申込フロー
公募要領
*公募要領は、こちらよりダウンロードしてください。
公募資料はこちら補足資料
公募申請
公募申請に際しましては、下記より申請下さい。
公募申請フォーム
申請書類
■様式 1-13
■団体情報に関する書類
・定款(作成義務がなく、定款を作成していない場合は設立趣意書等)
・登記事項証明書(無い場合は団体成立の年月日、役員の就任の年月日、商号・正式名称、本店・本部所在地などがわかるもの)、発行日から3か月以内の現在事項全部証明書の写し
・事業報告書(過去3年分)※設立から3年未満の団体は、提出可能な期間分を提出
■決算報告書類(過去3年分)
設立から3年未満の団体は、提出可能な期間分を提出ください。
監事及び会計監査人による監査報告書は監査を受けている場合提出してください。
・貸借対照表
・損益計算書(活動計算書、正味財産増減計算書、収支計算書等)
・監事及び会計監査人による監査報告書
<申請にあたってのご注意>
申請にあたっては、様式1から様式3は、下記e-mail あてに送信下さい。
様式4から様式13までと添付書類は、郵送でお願いします。
送信ファイル名は、ダウンロードファイル名の前に<団体名>を追加してください。
例:<日本対がん協会>様式1 事業計画
e-mail送信用
郵送用
*その他に採択団体には規定なども提出いただきます。
公募要領のP10~P12、P24~P27をご参照下さい。
*既定のひな型もございますので、お問い合わせ下さい。
お問い合わせ先
公募申請に関するお問い合わせは、下記e-mailにてお願いします
E-mail : jcs-josei@jcancer.jp(沖田、黒岩、川原)