検診の流れ・申し込み方法
がんの中でも日本人に多いのが胃がんです。
ふだん、胃の調子が悪いと思わないうちに早く見つけて治療すれば、ほとんど治癒が可能です。
1.胃がん検診の申し込み方法<宮城県対がん協会の例>
胃がん検診の具体的な手順や検査の流れなどについて、日本対がん協会の宮城県支部である宮城県対がん協会を例にご紹介します。
検診の申し込み窓口
市町村の役所の主管の課に葉書で申込み
検診の種類
(1)単独
(2)大腸がん検診とのセット
(3)子宮がん検診とのセット
検診にかかる料金
(1)胃がん検診の単独受診 5,184円
(2)大腸がん検診とのセット受診 6,804円
(3)子宮がん検診とのセット受診 12,398円
2.検診前日、当日、後日の流れと注意事項
事前の注意事項
検査前日
・前夜は飲酒をしないでください
・夕食は20時までにすませてください
検査当日
・飲食、喫煙をしないで受診してください
・排便を終えてから受診してください
・当日の検査前に飲食をした方や、朝にインスリン注射や血統降下剤を服用した方は、当日の検査を受けられません。
・日程を変えて受診するか、主治医にご相談ください
検査後
・検診後は、下剤の飲み方、水分補給について注意点があります。文書等でご説明しますので、必ず守ってください。一部をご紹介します
(1)下剤は、コップ2杯以上の水で必ずお飲みください
(2)下剤は、コップ2杯以上の水で必ずお飲みください
バリウム便が排泄されるまで、できるだけ多くの水分(水、お茶、牛乳ほか)をとってください
(3)食事は通常どおり、しっかりとってください
バリウムによる胃がん検診をおすすめできない方・受けられない方
体質や過去の病気によっては、アレルギーによる重篤な症状が出たり、バリウムが腸内で固まって腸閉塞を起こしてしまうなど、検診を受けることによって不利益をこうむる場合があります。詳しくは、お渡しする文書や医師、看護師等にご確認ください。
バリウムによる胃がん検診をおすすめできない方
・一部の腸疾患を治療中、もしくは治療を受けたのことのある方(腸閉塞や腸ねん転で治療を受けたことがある方、炎症性疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)で治療中の一部の方、大腸ポリープの内視鏡を受けて3ヵ月以内の方など)
・一部の手術を受けたことのある方(食道、胃、小腸、大腸の手術をして1年以内、または経過観察中の方、肝臓、膵臓、胆のう、婦人科等の手術(腹腔鏡下手術も含む)を受けて6ヵ月以内、または経過観察中の方)
・心臓病で水分制限を受けている方
バリウムによる胃がん検診を受けられない方
・過去の検診で発疹等のアレルギー症状が出たことがある方
・腎不全で現在透析中のため、水分制限を受けている方
・妊娠中、または妊娠の可能性がある方(授乳中の方は可能です)
・検査前の当日に飲食をした方や、朝にインスリン注射や血統降下剤を服用した方は、当日の検査を受けられません。日程を変えて受診するか、主治医にご相談ください
3.検査の流れ
問診
これまでにかかった病気のこと、検診を受けたことがあるかどうか、受けていたらどんな判定や診断があったのかなど。
写真提供 岡山県支部
X線撮影
これまでにかかった病気のこと、検診を受けたことがあるかどうか、受けていたらどんな判定や診断があったのかなど。
4.検診後
一次検診で「要精密検査」と判定された場合
精密検査が必要な方には通知し、宮城県対がん協会の検診センターや地元医療機関で精密検査をご案内します。
事務局
〒980-0011 宮城県仙台市青葉区上杉5丁目7-30
連絡・他
Tel > 022-263-1525 Fax > 022-263-1548
WEBhttp://www.miyagi-taigan.or.jp/