2012年10月06日
お知らせ
スカイツリーのライトアップや都心のウオークで乳がん征圧を訴え/ピンクリボン月間の10月
乳がん月間の10月、東京スカイツリー(東京都墨田区)がピンクにライトアップされたり、都心の東京ミッドタウンでピンクリボンスマイルウオークが繰り広げられたりするなど、「天空」や地上から、乳がんの早期発見・早期治療が強くアピールされました。
東京スカイツリーは10月1日にライトアップされました。午後6時30分すぎ、東京スカイツリーの白色の光がいったん消灯した後、同45分から、日本対がん協会ほほえみ大使アグネス・チャンさんらが参加して点灯式。東京スカイツリーがピンクの光をまとって下町の夜空に浮かび上がりました。
ライトアップに先立ち、すみだリバーサイドホールで、アグネスさん、岩瀬拓士・がん研有明病院乳腺科部長、中村清吾・昭和大学教授(乳腺外科)、垣添忠生・日本対がん協会会長が「乳がん征圧アピール」を発表し、早期発見の重要性を訴えました。
この企画は、東武タワースカイツリー株式会社の協力を得て、日本対がん協会が主催、墨田区が共催し、乳房健康研究会の後援を受けました。
6日には東京ミッドタウンで恒例のピンクリボンフェスティバルが開かれました。市民にすっかり定着した「ピンクリボンスマイルウオーク」の出発式では「ピンクリボンフェスティバル応援団長」になったタレントの山田邦子さんが、「みなさんが周囲に乳がん検診の受診を勧めて下さい」と呼びかけ。5200人の市民が10キロと6キロのコースに分かれて都心を歩きながら乳がん検診の受診を訴えました。
日本対がん協会や朝日新聞社などが主催するピンクリボンフェスティバルは今年が10回目。特別協賛のアフラックをはじめ多くの企業・個人の方々の支援で年々盛大になっています。7日には専門医やアグネスさんを招いてシンポジウムを開催。さらに今年も東京に続いて仙台、名古屋、神戸でウオークなどが開催されます。
乳がんを患う日本人女性は年々増え、いまでは年に約6万人が新たに乳がんだと診断されていると推測されています。亡くなる人も増え、2011年の死亡者は1万2731人を数えています(厚生労働省人口動態統計)。
乳がんは早期で見つかると9割以上が治ると期待されます。しこりなどの自覚症状がなくて検診で乳がんが見つかる人も徐々に増えています。こうしたケースがどんどん増えれば、乳がんで亡くなる人も減ると期待されています。
写真①
写真②
写真③
写真④
写真は①ピンクにライトアップされた東京スカイツリー②点灯式に参加したアグネス・チャンさんと箱島信一・日本対がん協会理事長③ピンクリボンスマイルウオークの出発にのぞむ山田邦子さん(中央)ら④ピンクのリボンが舞う中、多くの市民が参加したピンクリボンスマイルウオークの出発式