2023年02月13日
お知らせ
【活動報告】マンモグラフィ撮影技術講習会を3年ぶりに開催
日本対がん協会は1月21、22の両日、NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)との共催で「第26回マンモグラフィ撮影技術講習会」を東京都港区で開催しました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、講習会の開催は3年ぶり。乳がん検診を実施している全国の検診機関から診療放射線技師ら39人が参加しました。新型コロナなどの感染症対策のため、全体講義は事前のe-ラーニングとなり、2日間の講習会では読影などの実習と試験、筆記試験が行われました。
画像形成の実習
国が推奨する乳がん検診は、40歳以上の女性を対象に問診と乳房X線検査(マンモグラフィ)が基本。マンモグラフィは、専用装置を使って乳房を片方ずつ2枚の板で上下や斜め方向から圧迫し、薄く伸ばした状態でX線撮影をします。乳房を薄く伸ばすことで乳腺が広がり、腫瘤性の病変が鮮明に観察できます。また、触っただけでは分からないような乳がんも、白い点のように見える微細石灰化病変として見つけることができます。
撮影時のポジショニングの実習
マンモグラフィの撮影や読影には技術や基礎的知識が必要となることから、講習会で実習を受け、認定試験に合格した診療放射線技師は、精中機構から「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」に認定されます。認定後も実力確認のために5年ごとの更新試験が義務付けられます。
読影の実習