2024年11月07日
お知らせ
【HPVワクチン接種】11月に1回目接種なら間に合います-厚生労働省が勧奨チラシを改訂-
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンの接種について、厚生労働省は10月、公費による定期接種と、過去の個別勧奨などの休止で定期接種の機会を逸した人に公費で行うキャッチアップ接種の勧奨チラシを改訂しました。
HPVワクチンはワクチンの種類や年齢によって2~3回の接種が必要で、標準的な接種スケジュールでは完了まで半年かかります。そのため、定期接種の最終年度になる高校1年生相当の年代(2008年度生まれ)と、2025年3月で終わるキャッチアップ接種の対象年代(1997~2007年度生まれ)の女性に対しては、今年9月までに1回目の接種を呼びかけていました。
ただし、標準的なスケジュールの確保が難しい場合、最短では4カ月で3回接種を完了することができます。チラシは「接種は合計3回ですが最短4か月で完了することもできます」「今年の11月までに1回目の接種をすれば、2025年3月末までに3回の接種を完了することが可能です」と接種を呼びかけています。
また、2025年3月末までにHPVワクチンを3回接種できなくても、それまでに行った接種(1回目、2回目)は公費による接種になると説明しています。
※改訂版のチラシは、以下よりご覧いただけます。
厚生労働省「HPVワクチンに関する広報について」open_in_new
・キャッチアップ接種 チラシ(2024年10月改訂)
・高校1年相当の女の子と保護者の方へ チラシ(2024年10月改訂)
※日本対がん協会公式サイト内、『子宮頸がんの予防のために HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン』ページも併せてご覧ください。