2025年02月12日

お知らせ

【活動報告】マンモグラフィ撮影技術講習会を開催

日本対がん協会は、1月25、26日、NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)との共催で、乳がん検診を実施している全国の検診機関の診療放射線技師を対象にした「第27回マンモグラフィ撮影技術講習会」を東京都港区で開催しました。
 
全国の病院、クリニック、企業、協会支部に所属する診療放射線技師ら48人が参加。受講者は事前にe-ラーニングによる全体講義を聴講しており、2日間の講習会では撮影や画像読影に関する実習と試験が行われました。
 

臨床画像評価実習

 
 
国や市区町村がおこなう対策型検診(住民検診)のうち、乳がん検診は40歳以上の女性を対象に質問(問診)と乳房エックス線検査(マンモグラフィ)が推奨されています。
マンモグラフィは専用の装置で乳房を片方ずつ2枚の板で上下や斜め方向から挟み、エックス線撮影をします。乳房を押さえて薄くすることで乳腺を広げ、腫瘤性の病変がないかどうかを確認する。触っただけでは分からない微細石灰化病変を見つけることもできます。
 
マンモグラフィの撮影や画像の読影は技術や知識が必要であり、講習会で実習を受け、認定試験に合格した診療放射線技師は、精中機構から「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」に認定されます。認定後も5年ごとの更新試験が義務付けられています。
 

読影実習