2014年07月01日

募集要項

米国のがん専門病院で学びませんか? 期間は1年 研修医を公募

公益財団法人日本対がん協会は7月1日付で、米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンターで1年間研修を受ける若手医師の公募を始めました。募集人数は2人で、奨励金として1人200万円を支給します(渡航費を含む)。締め切りは10月31日(消印有効)です。多くの方々の応募をお待ちしています。

このプログラムは、「RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」と名付けた奨学制度で、日本の地域がん医療の拡充に貢献できる若手医師の育成が目的です。MDアンダーソンがんセンターの協力と、一般社団法人「オンコロジー教育推進プロジェクト」の支援を受けて2010年度にスタートさせました。上野直人・同センター教授のアドバイスを受けて実施しています。

運営の資金は、がん患者・家族を支援する「リレー・フォー・ライフ」に寄せられる寄付です。がん患者・家族を支援するための資金を募ろうと、日本対がん協会が、各地の実行委員会と一緒に開催しているイベントです。

がん患者・家族の方々の支援には、がん医療を充実させることが重要です。広い視野をもち、強いリーダーシップのもと患者・家族に寄り添える医師の養成が欠かせません。

日本対がん協会は「奨学医」制度を設けて国内のがん専門病院での研修を実施していますが、MDアンダーソンがんセンターでの研修では、欧米に比べて遅れていると指摘される臨床試験を中心に学んでもらう予定です。もちろん、患者・家族とのコミュニケーションなど、患者を中心とした医療システムに触れてもらうことも重要だと考えています。米国で学んだことを日本の各地の実情に応じて工夫し、患者中心の、真にEBMに基づく医療を根付かせてほしい、そんな願いをこめています。

希望者は日本対がん協会のホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入したうえで、下記に郵送してください。日本対がん協会内に設けた助成審査委員会で一次選考し、MDアンダーソンがんセンター側で2次選考をします。

申請書のダウンロード

申請書の送り先

〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1
有楽町センタービル(マリオン)13階
公益財団法人日本対がん協会・助成審査委員会 MDACC係あて

問い合わせは、日本対がん協会マネジャー小西(☎03−5218−4771)までお願いします。