葛飾商業高校で授業/東京都葛飾区

2024.12.18

講師:阿蘇敏之職員

人数:1年生約200人

日本対がん協会は、葛飾商業高校が12月18日におこなったがん教育の授業に協力し、外部講師としてがんサバイバーの職員を派遣しました。

がんをテーマにした講演会で、1年生約200人が参加しました。講師を務めたのは、地域ぐるみでがん患者や家族を支えるとともに、がん征圧をめざすチャリティ活動リレー・フォー・ライフ(RFL)を担当する阿蘇敏之職員。闘病体験を通して、がんに関する知識や治療方法、がん患者の気持ちを語りました。

阿蘇職員は中学生、高校生のときはバスケットボール部に所属し、体力には自信がありました。しかし、高校卒業から2年後、精巣がんと診断された経験を語る中で、なぜがんになるのかを説明。健康な人でもがん細胞は発生していますが、免疫の力で排除されて健康が保たれています。そのため誰でもがんになる可能はあると指摘しました。

また、がんになっても早期発見で約9割は治せるため、定期的にがん検診を受けることが大切であり、がん検診の対象年齢に満たない若い人たちは体調の変化を感じたら病院で受診してほしいと呼びかけました。

阿蘇職員は43歳のとき、がんが転移再発し、抗がん剤治療の副作用で吐き気や脱毛、倦怠感に悩まされました。不安な思いを抱えて心に余裕がなくなり、家族や周囲の人たちにあたってしまうこともありました。それでも笑顔で接してくれたことで「ひとりじゃない」と感じられるようになりました。また、治療中はペットボトルのキャップ外しなど簡単なこともできなくなり、家族や周囲の人たちを頼った経験から、支え合うことが大切だとして「生活の中で大変なことがあったら声に出して周囲に伝え、相談してほしい」と締めくくりました。